2013年2月アーカイブ

先日、とうとうiPhone5を購入してしまった。Appleには不思議な魅力がある。

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どうしてもApple製品が好きでしょうがない。
今の日本には、衝動にかられるような魅力的な商品がないからだ。

嘗てのOLYMPUSのOM-1、SONYのウォークマン、任天堂のファミコン、
ASAHI スーパードライのような画期的な商品が登場しなくなった。
プリウスは最近では断トツで素晴らしいとは思うが、
自動車が趣味の人間としてはエコノミーとかエコロジーは魅力ではない。

技術力・世界初・最小・最軽量など
スペックで売れる時代は既に終わっているのに、
まだメーカーはそれに気がついていないのだろうか?

今の消費者は、インダストリアル・デザイン、
商品哲学(バックグラウンド)に敏感であり、
瞬時にそれを見抜く情報量と感性がある。

「モノづくり」には、これが大切だ。

今から22年前に、妻の父から中古のディーゼルのベンツを譲ってもらった。
運転したり、メンテナンスしたりすることで、
ドイツそして、メルセデスのモノづくりの哲学に魅了された。

企業理念はどこの会社も素晴らしい事を謳っているが、商品造りの哲学が伝わらない。
それは一貫したモノづくりのビジョンが定まっていないからだと思う。

やはり経済優先でモノ・コトを考えても、魅力ある商品は生まれない。

「モノ消費からコト消費の時代」とマーケティング領域では言われてきた。
しかし、実際はどうだろう?

ココロを奪わなければ消費は絶対に生まれない。

その典型が「エコカー補助金」「エコポイント」「地デジへの移行」だった。
価格を売りし、デフレを助長した国の政策だった。
キャンペーンが終わってしまえば、消費は低迷。当たり前。
もともと国民の税金を使った「インチキSPキャンペーン」だもの。


私は「ココロ消費の時代」がやってきたと確信する。


Kazuo Habuka

一見、円安、株価が上昇、安倍政権への期待も高まってはいるが・・・

ここ2〜3年前から電機メーカーの不振が続いていたが、昨年の液晶テレビの大不振で
SHARP、Panasonic、SONYなどが大幅な経常赤字を発表。その対策に追われている。

先日、5000人の従業員のカットを発表した富士通も
多分民生用のパソコン事業から撤退するだろう。
NEC、HITACHIも、一般家電を縮小し、今やB to B型の企業である。
オーディオのトップ・ブランドだったpioneerも雇用のカットを発表した。

家電メーカーの不振最大の要因はテレビ・パソコンなどと思われているが実は違う。

日本はもはや「モノづくり」の国ではなくなったのだ。

世界の「部品メーカー」または「モジュール・メーカー」なのだ。

ビジネス形態もB to B型が加速し、
企業価値(株価)=ステークホルダー(株主)が最大の顧客だ。
高度成長のB to C型の消費者目線の「モノづくり」は減少している。


従来広告は殆んどがB to Cが目的だった。
消費者に知名度、ブランド、欲求を創出するのが広告だった。
B to B型に企業経営の柱が移行すればする程、
広告の果たす役割は変化するだろう。

イベントもトレードショーは行われているが、
エンドユーザー向けのイベントは減少傾向だ。
消費者に訴える「価値の高い製品」が登場しない限り、
広告のチャンスすらなくなって行くのが不安である。
Appleのような画期的な製品を日本は作れるのだろうか?
飛ぶ鳥を落とす勢いだったNintendoも不振に喘いでいる。


価格競争が主戦場の世の中で「デフレ経済に歯止め」は
実体経済とは真逆の主張だと思う。
ビジョナリーを企業内で育てなければ、
世界の「部品メーカー」または「モジュール・メーカー」からも転落するだろう。

つづく



Kazuo Habuka

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