野田総理の解散表明の翌日には木枯らし一号が風が吹いた。

突然の「解散宣言」。
あっけにとられた安倍総裁は鳩が豆鉄砲をくらった感じだった。

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昨日の党首討論は後世にに語り継がれる事件になるだろう。
奇しくもこの日は2つの幕が下りたことになった。

「いずれ近いうちに解散します」と発言してから政局が迷走して約三ヶ月。その幕が下りた。
代表作「放浪記」で死ぬまで女優を貫いた森光子さんが92歳で他界し、女優人生に幕が下りた。
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政治には何が起きるか分からないという言葉が、風化したと思っていた。
密室会議、根回し、責任のたらい回し・・・
日本が大東和戦争に突入するときも、終戦間近に降伏を決められなかった苦い過去も、
全ては「密室会議・談合」「根回し」「責任のたらい回し」といった、
過去に武士が支えてきた時代のDNAが既に風化していた。
「潔さ」こそが日本の美意識だろう。
リーダーシップとはその「潔さ」が支えると思う。

自らドジョウを公言し「泥臭い政治」をスローガンに民主党末期の首相を務める野田総理大臣。
昨日の党首討論では、「解散宣言」がクローズアップされ、
マスコミではあまり取り上げられていなかった、野田総理らしい答弁があった。
周りから「うそつき」呼ばわりされてきた憤りが、
子どもの時のエピソードとして安倍総裁と国民に向けられた。

小学生の時、あまり成績が良くなかった通信簿を持ち帰り、
父から怒鳴られるのを覚悟して見せたそうだ。
父は怒るどころか、野田少年の頭をなでながら、
通信欄に書かれている内容を誉めてやった。
「野田君は正直者だが、その正直にはバカがつくほどだ。」と。
私の父も教師だったが
「大好きな授業を一生懸命やりなさい。オール5なんか必要ない。」と。

続けて野田総理はたたみかけるように発言した。
偏差値、100点、5点評価には表れない、人間性が大切だと。
自分は「うそつき」ではないことを昨日自ら立証した結果となった。

石原東京都知事の突然の辞任。
東京都民はダブル選挙になる。

政局はますます不透明になったかも知れない。
私はつい最近水槽の掃除をした。熱帯魚を飼っている人は経験があると思うが、
水槽の水を交換したり、掃除したりすると水槽の水は濁る。白濁化する。
しかし、2日ほど経過するとスッキリ透明になる。
私は不透明でもいつか透明になる時代が来ると信じたい。

多分次の衆院選は、野田総理のカウンターパンチの影響で立候補者の選挙対策が不十分で、
争点が曖昧でマニフェストも今からでは明確な公言は難しいだろう。
依然として「密室談合」「根回し」「責任逃れ」という時間のかかるフィルターを通さなければ
各党共にマニフェストが提出できない事情があるからだ。
都知事選挙も石原さんの奇襲で、各党共に対抗馬が出せない状況だ。

今度の衆院選では民主党も自民党も過半数を確保することは難しいだろう。
コバンザメのようにノンポリで自民党に寄り添う公明党も苦戦するだろう。

第三極と呼ばれる「維新の会」「太陽の塔」なども準備不足は否めない。
だからこそ、今回の選挙は民意が反映されやすい選挙になるに違いない。
みんなで選挙に行こう!7割を超える投票率を目指そう!

もうイデオロギーがぶつかり合う時代は終わった。
アメリカの大統領選挙も最終的にはマニフェストには殆ど差が無く、
結果は有権者の支持層(アングロサクソン、黒人、ヒスパニック、移民層など)の差だった。

僕は今回の衆院選が
「日本の政治のリセット」に発展することを願いたい。

旧態依然した日本政治の悪習・お作法を取り除き、
強いリーダーシップを持った
「潔い政治家」が生まれることを切に希望する。

Kazuo Habuka

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このページは、東京エンジンBlogが2012年11月15日 13:28に書いたブログ記事です。

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