2010年5月アーカイブ

第十話 カメラバカ一代「宮川一夫さんが教えてくれた、ムービーとスチルの原点は一緒であること。」

映画の同好会では女子部員にスチルを担当してもらった。愛機「オリンパス OM-1」を暫く預けることになった。
彼女は一眼レフを操るのも初めてなら、まして撮影現場を撮ることなど最初で最後だったに違いない。
しかし、彼女の「感性」が良かったのか?「カメラ」が良かったのか?「フィルム」が良かったのか?
実に素晴らしい「瞬間」をとらえてくれた。(当然感性ですよ!)
使ったフィルムはコダック社のTRY-X。モノクロフィルムの定番だった。感度はASA400。
ちょっと暗いところでも撮影できる。コントラストが素晴らしく、撮影現場の雰囲気がしっかり描写されていた。
若干粒子が粗いところも手伝ってか、生々しい感じが表現される大好きなフィルムだ。
その後彼女が一眼レフを自分で購入したのは言うまでもない。 OM-1かどうかは分からないが・・・

P1020608.jpg
※愛機OM-1+銘玉ZUIKO 24mm f2.8:プリズム交換したのでファインダーはキレイ 露出計はNG 革張りはカスタムメイド

商業映画のスチルは興行成績を左右するくらいに重要な役どころだ。
撮影されたスチルは宣伝用に活用され、その多くは映画を鑑賞した人々の記憶と重なって想い出の一コマになる。
巨匠黒澤明作品は「傑作スチル写真」の宝庫だった。
その全てに撮影現場の緊張感や雰囲気がストレートに伝わってくる。
そんな黒澤作品のスチル写真の中に一枚の写真を発見した。
撮影技師(ムービーカメラマン)の宮川一夫さんの笑顔だった。
多分「用心棒」の一コマだったと思う。自信に満ちあふれている素敵な笑顔だった。

宮川一夫さんは日本を代表する最高の撮影技師だった。
彼を超える撮影技師はもう現れないだろう。
明治41年京都市生まれ、稲垣浩、溝口健二、黒澤明、小津安二郎、市川崑など、
日本を代表し世界的に有名になった巨匠の作品を支えた撮影技師だった。
監督は優れた撮影技師と出会うことによって、お互いの素晴らしい才能が結実するのだなと思った。

その素晴らしさを言葉では上手く表現できないので、以下の作品を是非ご覧下さい。(他にもあるけど・・・・)

1)溝口健二監督の「雨月物語」ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞作品
 ヨーロッパのヌーベルバーグに最も影響を与えた作品である。

2)稲垣浩監督の「無法松の一生」ベネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)受賞
(受賞作品は三船俊郎でリメイクした)
 これを観て泣かない人は感情が欠落している人だ。大好きな作品。私は声を出して泣いた。
 黒澤映画と言えば三船だが、この作品の三船は神がかっている。凄い!

3)黒沢監督の「羅生門」ベネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)受賞
 黒澤作品の中で、最も芸術性が高いとされる作品。夢の中を彷徨うような映像美だ。

また、宮川一夫さんは「銀残し」(スキップ・ブリーチとかブリーチ・バイパスとも言う)という
映像技法を世界で初めて活用したことでも有名。
「銀残し」はコントラストが増し、黒(暗部)が引き締まった独特の映像表現となる。
その後、映画でも写真でも活用されるようになった技法である。
市川崑監督の「おとうと」で「銀残し」は世界初登場する。
モーガン・フリーマン&ブラッド・ピット主演の「セブン」でも使われています。是非ご確認を・・・
1999年、宮川一夫さんは91歳で「映像の達人」としての人生に幕を下ろす。彼の死去は海外でも多く取り上げられた。

_EPS0106.jpg
※明石町「聖路加礼拝堂」棟。1932年竣工 /設計: アントニン・レーモンドら3名のチェコ人建築家によって設計。
 東京都選定歴史的建造物に選定されている。

宮川さんの存在を知ったことで、ムービーとスチルとは異なるようで「実は原点は一緒なんだ」と思った。
宮川さんが撮影した作品の殆どがモノクロだったが、
彼の描く映像には不思議と色彩(見た人に想像させる色のこと)を感じさせるには驚く。
私は写真が好きだったが、彼の映像表現を見て改めてムービーの素晴らしさ奥深さを知ってしまった。


「スチル(瞬間)の連続がムービー(動画)になること」を知ったのだ。
「線は点の集合であること」を悟った瞬間でもあった。
その後の私のカメラ人生(=カメラバカ一代)に影響を与えた偉大な二人の一人こそが
「撮影技師:宮川一夫さん」なのである。


不定期に続く・・・
Kazuo Habuka

優勝とか横綱・大関昇進などの話題以外、スポーツニュースでも相撲なんか滅多に扱わないのにご苦労様なことだ。

今回の大相撲の「野球賭博関与問題」や「維持員席観戦問題」は一体何を問題にしたいのだろう。

私は問題よりも、「誰」がこの情報を発信(リーク)して、「誰」がこの騒動で得するかだ。

新聞では収監されている暴力団の組長に、TV中継を通じて「メッセージを送る意図」で観戦したと報じている。

それはどんなメッセージなのか?(全く興味がないが・・・)

伝えたいことがあれば刑務所で接見すればいい。伝言だってできる。

あまりにも回りくどい仰々しい方法ではないかと思ってしまう。

暴力団と相撲界の関係を肯定も否定もしない。相撲は元来「興行」である。

「興行」は素人では出来ない厳しくもあり経験が必要なプロ中のプロたちの世界だ。

「興行」の世界で、全ての暴力団関係者を排除するのは不可能である。

私は相撲ファンとして、ルールを守って観戦すれば、誰だって観る権利はあると思う。

多分「誰かさん」が問題にしたかったのは、「一般では流通していない特別な席がある」既得権益のことだろう。

力士も最近「脇」が甘くなったが、相撲協会も「脇」が甘すぎるのは認めざるを得ない。

「古い常識(習慣)」と「新しい常識(制度)」が待ったなしでぶつかり合うのは良いことだと思う。

しかし、マスコミを引っ張り出して加勢するやり方は止めてもらいたい。

最近のマスコミには、相撲を分かっている人が少なくなった。反面、相撲スキャンダルは大好きだ。

「朝青龍」がいなくなったら、次の獲物は誰か?と目を爛々と輝かしているみたいだ。

今回の問題は、相撲をこよなく愛し楽しむ人々にとって「知らなくても良いこと」だからだ。

それは、知ったからと言って「いまさら・・・」とか「別に・・・」と思うから。

私にとって、今一番問題で心配なのは、横綱「白鵬」一人が強すぎることだ。

Kazuo Habuka

最初にちょっとだけ相撲の感想を・・・

今年の夏場所は忘れたいくらいつまらなかった。盛り上がりは大関「魁皇」の「幕内通算1000勝達成」くらい。

14日目と千秋楽に突然「黄金の回し」で登場した「白鵬」のセンスの無さにも呆れたが

それよりも大関たちの醜態ぶりには「途方もなく寂しい気分」にさせられた。

収穫は「栃ノ心」「阿覧」「白馬」が健闘したことだ。でも全員外国人力士だ。「栃ノ心」は初の三役決定だ。

高齢の「魁皇」や「琴光喜」が引退するまでに日本人大関が誕生しないと、大関以上は全員外国人になる。

外国人力士を否定するのではなくて、彼らに対抗できる強い日本人力士が出てきて欲しいだけだ。

来場所「魁聖」(初)「益荒海」(再)などが十両に上がる。未完の大器「臥牙丸」がいよいよ幕内に上がってくる。

来場所は是非感動させてもらいたい。幕内全体で「白鵬」包囲網だ!

 

第九話 カメラバカ一代「毎日が映画に夢中だった。創る観る語るの映画三昧だった。」

「スチルカメラ」が一時期「ムービーカメラ」に代わっていた。映画が好きでたまらなくなったからだ。

愛用の8ミリカメラは「Nikon R10」だった。「FUJICA ZC1000」と並ぶ8ミリカメラ史上に輝く名機である。

nikonr10.jpg

Nikon_R10.jpg

※8mmカメラの名機Nikon R10。レンズはNikon製。ボディはSANKYO製と聞いた。
信頼性のあるメカニズム。コダック・エクタクロームとの相性は最高だった。

大学2年の時に、有志たちと意気投合して自主映画制作の同好会を立ち上げた。

同好会の名前は「20th Century Dogs Production」だった。通称「ドッグズ」

数々の名作を生んだ20th Century Fox Production(20世紀フォックス)に因んだのは言うまでもない。

しかしネーミング・コンセプトは以外としっかりしていた。

「気高いキツネ」を追いかける「どう猛な犬たち」という、自主映画ならではのフェイクだ。

何で20世紀フォックスを目標にしたか?

それは当時若干30代で20世紀フォックスの社長となった「アラン・ラッド・Jr」を尊敬してのことだった。

「アラン・ラッド」と言えば、誰もが知っている1953年公開「シェーン」の主人公で一躍スターとなった俳優だ。

その息子である「アラン・ラッド・Jr」がいなかったら、かの「スターウォーズ」は誕生しなかったと言われている。

当時「スターウォーズ」は9つのエピソードで構成される一大スペクタクルとして発表されたが、

制作費が巨額である上、興行的にも難しいと判断され、様々な映画会社も制作実現には消極的だった。

しかし「アラン・ラッド・Jr」は当時では破格の制作費を投じて全9作品のオファーを下したと言われている。

(実際に制作されたのは全6作品であった)

それは同じ30代の映画会社のオーナーと

映画青年「ジョージ・ルーカス」の熱い「想い」と「才能」が融合したからだった。

作品同様、お互い「未来志向」だったのだ。

さらに「アラン・ラッド・Jr」をリスペクトする決定的とも言えるもうひとつの理由があった。

「チャーリーズ・エンジェル」を知っているだろうか?映画ではなくTV作品の方である。

3人の美女が活躍するセクシーな探偵アクション。

3人それぞれ人気はあったが、その中でも「ファラ・フォーセット」の人気はダントツだった。

フォクシーヘアーと言われたブロンドの長い髪、透き通るような青い目、そして全ての男たちを魅了する微笑み・・・

あまりの人気で「ファラ・フォーセット」は「チャーリーズ・エンジェル」を卒業することになった。

えっ!残念!!と思ったら

彼女の代わりに登場したのが「アラン・ラッド・Jr」の奥さんである「シェリル・ラッド」だった。

「ファラ・フォーセット」は長身でスリムな感じだったが、

「シェリル・ラッド」は品の良いコンパクトグラマーな感じで直ぐに「お気に入り」になった。

当時サントリーの「ブランデー、水で割ったら、アメリカン」というCMでは歌も歌っていたな。

こんな美人が奥さんでアメリカを代表する映画会社の社長だなんて「ずるいぞ!」

と言うわけで、こんな想いが「20th Century Dogs Production」を命名するに至ったエピソードである。

「スターウォーズ」は1977年エピソード4が公開、

2005年エピソード3で完結するまで、四半世紀を超える歴史的なシリーズ作品になった。

俺もいつかは日本の「アラン・ラッド・Jr」と呼ばれて、

「シェリル・ラッド」みたいな「べっぴんさん」を嫁さんにするぞ!と意気込んでいた。

【映画のウンチク】ー時代背景ー

1944年生まれのジョージ・ルーカスは南カリフォルニア大学(USC)卒業。

2歳若いスティーヴン・スピルバーグはカリフォルニア州立大学ロングビーチ校中退。

共に学生時代から強く意識し合った仲だった。

お互い日本映画のB級「怪奇映画」のコレクターであることは有名。共に「黒澤明」を師と名言している。

「スターウォーズ」が公開された1977年、

S・スピルバーグは「未知との遭遇」を発表。映画の「新しい時代の夜明け」となった。

「サタデー・ナイト・フィーバー」(ジョン・トラボルタ主演)もこの年。

「タクシー・ドライバー」(ロバート・デ・ニーロ主演)

「ロッキー」(シルヴェスター・スタローン)は1976年に公開。

現在は海外の公開とほぼ同時期に日本でも公開されるが、この時代早くて半年後だった。

忘れもしない「スターウォーズ」の公開は1978年7月だった。私は「テアトル東京」で2時間以上並んで待って観た。

京橋の「テアトル東京」も今はない。シネマスコープ(シネスコ)上映館として貴重だった。残念!

この時代の若者はみんな「映画の虜」になるのは当たり前だった。今でもこの時代の映画が一番好きである。

不定期に続く・・・

Kazuo Habuka

大関「把瑠都」が「日馬富士」に敗れ三敗となった。連敗である。

二敗は平幕の「阿覧」だけとなった。今日だけで二敗力士が三人いなくなった。寂しい夏場所になった。

全勝の横綱を追いかける大役を「阿覧」に求めるのは荷が重すぎる。

優勝ラインを三敗にするためには、残り四日間大関が三人白鵬に勝つしかない。頑張って欲しい。それだけだ。

もう今場所は「白鵬の全勝優勝なるか?」とか「連勝記録をどこまで伸ばすか?」といったムードだ。

白鵬の一人横綱時代が定着すると、相撲ファンは減るだろう。ドラマがなくなるから・・・

白鵬は確かに強い横綱だが「華」がない。

自身もインタビューで「僕の相撲は面白くないですけど・・・」と答えていた。

それは白鵬のせいではない。強力なライバルがいないからだ。

白鵬包囲網を実力者たちが意識して取り組まないとダメだ。

嘗てプロ野球の巨人軍が圧倒的に強かったとき、ライバル球団は主砲のONに対して様々な戦法を考えた。

長嶋には内角攻めを徹底した。王には王シフトを編み出した。

それに立ち向かう長嶋はバットを折りながらヒットを打つ。

王は王シフトの狭い隙間を抜けるヒットを打った。

奇策が必要だとは言っていない。ファンが納得する戦い方を見せて欲しいのだ。

はっきり言おう。今までの白鵬の負けパターンは決まっている。白鵬は「立ち会いの変化に弱い」のだ。

また、誰よりも「相撲の理想が高い」からこそ、その理想を追求させない崩れたカタチをつくることだ。

朝青龍はどんな状況でも「集中力」で勝つ天性のセンスがあった。白鵬にはそのセンスはない。

自分のカタチを磨き、相手に相撲を取らせない「真の横綱道」を追求している。

横綱に対しては何でもやって良いのだ。「横綱に失礼」と指摘する人もいるが、全く関係ない。

まともに戦ったら勝てない相手だからこそ、いろいろ試すのだ。

残り四日間努力が感じる相撲を見せて欲しい。

Kazuo Habuka

今日の取り組みで大関「把瑠都」が「琴欧洲」に敗れ、一敗力士が消えた。寂しい限りだ。

全勝の横綱「白鵬」を追いかけるのは二敗の「把瑠都」「白馬」「阿覧」「霜鳳」の4人になった。

千秋楽までの残り5日間は、横綱「白鵬」対大関五人衆の戦いになった。トップバッターは「魁皇」である。

大関の誰か二人が勝たなくては、優勝は「白鵬」に決定してしまう。意地と根性を見せて欲しい。

しかし、二敗が優勝の条件とすると平幕の「白馬」「阿覧」「霜鳳」にも可能性が出てくるのだ。

久々の「平幕優勝」を見てみたい気もしてきた。

最近の平幕優勝は、2001年9月場所の当時東前頭2枚目だった「琴光喜」(13勝2敗)以来となる。

約9年間「土俵の奇跡」は起きていない。実際にそれ以降「関脇」や「小結」だって優勝していないのだ。

特に「阿覧」「霜鳳」は平幕でも下位なので、上位の力士との対戦がない可能性もある。

・・・でも協会は意地悪だから上位との対戦を組むかも知れないな・・・

それにしても、明日からの午後5:50頃はワクワクドキドキである。

因みに携帯公式大相撲情報サイト「大相撲」と言うのがあって、私も頻繁に活用している。

お気に入りの力士を登録しておくと、勝敗が速報で送られてくるのだ。

私にとっては、つまらないニュース速報より遙かに価値がある。内容も充実している。

対戦結果も動画で観られる優れものだ。中継が観れないことが多いから重宝している。

この時間帯、私の携帯をピカピカ光らせているのは、全て相撲の速報メールである。

「羽深さん、電話ですよ!」と指摘されるが、それは相撲結果です。月額315円(税込)です。是非!

Kazuo Habuka

八日目、新大関「把瑠都」に土がついた。連日「らしくない取り口」が続いた結果だった。

新大関最初の場所の成績は歴代あまり良くない。「把瑠都」はそれでも良く頑張っている。

場所前から新大関としての催しやマスコミの取材などが多く、稽古どころの騒ぎではなかったと思う。

2006年三月場所、新十両で全勝優勝して一気に幕内に登り詰めたが、

2007年正月場所で「左膝負傷」したことがその後古傷となり、スピード出世にブレーキがかかった。

当時からパワー、スタミナ、体格は、大関「琴欧洲」を上回るとさえ言われてきた。

ケガを克服してやっと大関を手に入れたせいか、今場所は慎重になりすぎている気さえする。

私としては先場所の「がむしゃらの相撲」に是非戻って欲しいと願う。

大関「日馬富士」も、大関になってから優勝はしたものの、

嘗ての「矢のように突き刺さる当たり」が戻ってきていない。「大関病」っていうのがあるのかも知れないね。

勝ち越せば大関は維持できると思っているのか?ファンはそう思っていない。

毎場所必ず5人の大関の一人が、横綱に打ち勝つ本当の「大相撲」をファンは期待している。

勝てなくても土俵際まで追い詰める、横綱を慌てさせる、そんな姿を見たいものだ。

何と言っても前半戦の主役は「栃ノ心」だ。四大関を粉砕したパワーはさらに破壊力を増してきた。

八日目の「白馬」戦の吊り出しは彼のスケールの大きい相撲を証明した。早く三役になって大暴れしてもらいたい。

さて、やっぱり今場所は幕下が熱い。

現在全勝は、「佐田の海」「城ノ龍」「力龍」「旭秀鵬」「前田」「四ツ車」「豊後錦」の7人!

一敗にはご贔屓の「益荒海」「魁聖」「隆の山」「仲の国」など多数が続く。

期待の「碧山」(ブルガリア)は4連敗と負け越した。出直しだ。

「益荒海」と「魁聖」は5勝すれば十両入り間違いなしだ。「魁聖」は初関取となる。

十両は「大道」と「清瀬海」が一敗と元気だ。「大道」は相撲っぷりがいい!もっともっと頑張れ!

阿武松部屋(おうのまつべや:元益荒雄)には、活きの良い若手力士が多い。

親方の気っぷの良さが浸透している。流石「白いウルフ」だね!

幕内には「若荒雄」、十両には「大道」、幕下には「益荒海」「 阿夢露」「古市」「 寺下」「 天緑」などがいる。

今一番好きな部屋である。是非ご贔屓に・・・

さてさて、残り七日間初夏の両国にどんな展開が待っているか?楽しみだ。

Kazuo Habuka

株式相場ではあるまいし、日々刻々と変化する世論を断片的に取り上げてはその結果を誇張して報道している。

無責任な「風潮づくり」に荷担するのはマスコミの仕事ではないと思う。
マスコミによる「風評被害」は「冤罪事件」と同じである。一度やり玉に挙がったらそう簡単にリカバリーできない。
このような無責任に面白がっている「バラエティ感覚のマスコミ報道」が許せない。

私は、世論調査自体を否定する気はない。むしろ必要と思う。
しかし、その調査のやり方やその結果を「全体主義的」に持って行こうとする意図が嫌なだけだ。
本人の公な発言がなくても「雰囲気だけ」で語ったかのように表現する。
嫌疑があるだけで「犯人」扱いだ。
マニフェストで公約した内容と異なることを「鬼の首を取ったかのように」指摘する。
小泉首相は「マニフェストは守れないこともある」と発言したとき、マスコミが黙認した責任は重い。
私もマーケティングの仕事を30年近くやっている。調査はプロである。
最近の世論調査には「おや?」と思うことが多過ぎる。
選択する解答には「意見」や「意識」が明確に組み込まれ文章化されている。
半信半疑な場合に「そう言えばそうかな?」と思わせる誘導型の解答が多い。
実際に読売新聞で行った最近の「電話アンケート」を見てもらいたい。
→http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6100/koumoku/20100510.htm
日本テレビでも同じような世論調査を実施している。
→http://www.ntv.co.jp/yoron/201004/index.html
文章を見てもなかなか即答しにくい設問が、「電話」で行われているのが実に怪しい。

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「内閣・政党支持と関連問題」  2010年5月電話全国世論調査

▽調査日:2010年5月7-9日 対象者:全国有権者
  方法:RDD追跡方式電話聴取法
  発信用電話番号(対象全域バンク4)4500件
  有権者在住世帯が確認できたもの  1745件
  各世帯で有権者1人を無作為に指定(乱数方式)
  有効回答 1125人(有権者世帯に対する回答率 64%)
Q あなたは、鳩山内閣を、支持しますか、支持しませんか。
 答 1.支持する 24   2.支持しない 67   3.その他 4   4.答えない 5
SQ1【前問の答えが(1)の人だけ】
 支持する理由を、次に読みあげる6つの中から、1つだけ選んで下さい。
 答 1.政策に期待できる         12
   2.政治主導の政策決定を目指している 19
   3.首相に指導力がある        2
   4.首相に安定感がある        4
   5.閣僚の顔ぶれがよい        9
   6.非自民の政権だから        49
   7.その他              1
   8.答えない             5
SQ2【前問の答えが(2)の人だけ】
 支持しない理由を、次に読みあげる6つの中から、1つだけ選んで下さい。
 答 1.政策に期待できない        19
   2.政治主導の政策決定に期待できない 13
   3.首相に指導力がない        51
   4.首相に安定感がない        11
   5.閣僚の顔ぶれがよくない      2
   6.非自民の政権だから        2
   7.その他              0
   8.答えない             2
Q 今、どの政党を支持していますか。1つだけあげて下さい。
 答 1.民主党 22   6.みんなの党   4
   2.自民党 14   7.国民新党    0    3.公明党 3   8.たちあがれ日本 0   11.その他の政党 0
   4.共産党 2   9.新党日本    0   12.支持政党なし 50
   5.社民党 1   10.新党改革    0   13.答えない   3
Q 民主党の小沢幹事長は、自らの資金管理団体をめぐる事件の責任を取って、幹事長
  を辞任すべきだと思いますか、その必要はないと思いますか。
 答 1.辞任すべきだ 79   2.その必要はない 15   3.答えない 6
Q この事件について、検察審査会は、小沢幹事長を起訴すべきだという議決をしまし
  た。この判断を、妥当だと思いますか、そうは思いませんか。
 答 1.妥当だ 80      2.そうは思わない 11   3.答えない 9
Q 鳩山首相は、偽装献金など自らの「政治とカネ」の問題について、国民に説明責任
  を果たしていると思いますか、そうは思いませんか。
 答 1.果たしている 12   2.そうは思わない 82   3.答えない 6
Q 鳩山内閣は、沖縄県にあるアメリカ軍の普天間飛行場について、日米両国の合意を
  一部修正して沖縄県名護市に移設し、ヘリコプター部隊を鹿児島県徳之島に移す案
  をまとめました。この移設案を、評価しますか、評価しませんか。
 答 1.評価する 17     2.評価しない 67     3.答えない 15
Q 鳩山首相は、昨年の衆議院選挙で、普天間飛行場の移設先を「最低でも沖縄県外」
  と明言し、首相就任後も県外移設を模索してきました。今回の移設案は、首相の公
  約に違反すると思いますか、そうは思いませんか。
 答 1.違反する 66     2.そうは思わない 24   3.答えない 10
Q 鳩山首相は、普天間飛行場の移設問題を、今月末までに決着させるとしています。
  今月末までに決着しない場合、鳩山首相は責任を取って、退陣すべきだと思います
  か、その必要はないと思いますか。
 答 1.退陣すべきだ 51   2.その必要はない 41   3.答えない 8
Q 鳩山内閣は、独立行政法人の事業について、廃止や予算の削減などを判定する「事
  業仕分け」の第2弾を行いました。今回の事業仕分けを、評価しますか、評価しま
  せんか。
 答 1.評価する 66     2.評価しない 23     3.答えない 11
Q 鳩山内閣は、高速道路の料金について、曜日を問わずに上限2000円とする新しい料
  金制度を始める方針です。昨年の衆議院選挙のマニフェスト、政権公約では無料化
  を掲げていましたが、値上げとなる利用者もいます。新しい料金制度を、評価しま
  すか、評価しませんか。
 答 1.評価する 32     2.評価しない 57     3.答えない 11
Q 昨年以降に発足した次の4つの政党などの中で、どれに最も期待しますか。1つだ
  け選んで下さい。
 答 1.渡辺喜美さんらの「みんなの党」        32
   2.平沼赳夫さんらの「たちあがれ日本」      4
   3.舛添要一さんらの「新党改革」         22
   4.東京都杉並区長の山田宏さんらの「日本創新党」 7
   5.どれも期待しない               27
   6.答えない                   7
Q 今の国会議員の中で、首相には誰が最もふさわしいと思いますか。次の11人の中か
  ら、1人だけ選んで下さい。敬称は省きます。(※氏名は50音順)
 答 1.岡田克也  7    6.原口一博 2
   2.小沢一郎  3    7.平沼赳夫 1   11.渡辺喜美  10
   3.菅直人   7    8.前原誠司 14   12.その他の人 1
   4.谷垣禎一  2    9.舛添要一 19   13.いない   22
   5.鳩山由紀夫 3   10.与謝野馨 2   14.答えない  6
Q 今年夏に行われる参議院選挙で、投票する候補者や政党を決めるとき、最も重視し
  たい政策や争点を、次の6つの中から、1つだけ選んで下さい。
 答 1.景気や雇用    32   4.消費税など税制改革 12   7.その他   0
   2.年金など社会保障 26   5.外交や安全保障   8   8.とくにない 1
   3.少子化や子育て  10   6.政治とカネ     10   9.答えない  2
Q 夏の参議院選挙の比例代表では、どの政党の候補者、あるいは、どの政党に投票し
  ようと思いますか。1つだけあげて下さい。
 答 1.民主党 19    5.社民党     1    9.新党日本   0
   2.自民党 13    6.みんなの党   7   10.新党改革   2
   3.公明党 3    7.国民新党    0   11.その他の政党 0
   4.共産党 2    8.たちあがれ日本 1   12.決めていない 45
                         13.答えない   6
Q 現在、参議院では、民主党の議席は半数を少し下回っています。夏の参議院選挙の
  結果、民主党が、参議院で過半数の議席を獲得する方がよいと思いますか、そうは
  思いませんか。
 答 1.獲得する方がよい 29   2.そうは思わない 62   3.答えない 9


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ご覧になってお分かりと思うが、前半は抽象論(イメージ)を設問している。

→政策って具体的に何を指しているのか?
→政治主導の政策決定って何?
→首相に安定感って何?・・・


私でも説明が難しいと感じる。ある「雰囲気」を作ろうとする意図が感じられる設問だ。

後半はあまりにも具体的な設問になっている。


→鳩山首相は、昨年の衆議院選挙で、普天間飛行場の移設先を「最低でも沖縄県外」と明言し、
首相就任後も県外移設を模索してきました。
今回の移設案は、首相の公約に違反すると思いますか、そうは思いませんか。


これには驚いた。「絶対に違反しているでしょう!」と設問自体が扇動的になってしまっている。
プロのシナリオライターが参画しても、ここまで明らかな世論誘導の文脈は作らないと思う。
実際調査結果では「外交や安全保障」「政治とカネ」には関心が低いにも拘わらず
具体的な設問ではこの部分に「フォーカス」しているのが実に「妙」である。


電話で尋ねられれば、誰しも「マスコミを通じ頻繁に耳にする答え」に導かれるのが普通である。
こんな意図的に歪められた、言わば扇動型の文脈が感じられるアンフェアーな世論調査を
メジャーな新聞社やテレビ局が行っているのだ。
もしお得意からの市場調査でこんな調査結果を提出したら「出入り禁止」は確実である。


有権者が一番知りたいのは「これからどうすれば良いのか?」である。
もっと元気が出るような「GOOD NEWS」を提供して欲しい。
Kazuo Habuka

第八話 カメラバカ一代「カメラとインダストリアル・デザインの関係」

高校2年の頃にはもっぱら、カメラは8ミリカメラにシフトしていた。動画に魅了されていた。

私の高校では「選択科目」という制度があって、私は「美術」を選んだ。

「美術」で勉強したかったのは(後で分かったことだが)インダストリアル・デザインだった。

所謂「工業(商業)デザイン」である。

グラフィック・ポスターの授業で、大好きなカメラのデザインに挑戦していたところ、

美術の先生から「君はインダストリアル・デザインに興味があるのか?」と聞かれた。

思わず「そうです。」と言ってしまった。多分商業デザインの事だろうと感じたから。

先生からイタリアやドイツの著名なインダストリアル・デザイナーの資料を貸してもらった。

バウハウスの作品は刺激的だったな。ポルシェも参画していた。ドイツらしい国家プロジェクトだった。

クルマのデザインには、イタリアのデザイナーが多かった。

日本のクルマにも関わった人が多いのにビックリした。

↓「ベルトーネ」はマツダのファミリアやルーチェを 

613.jpg

↓「ジウジアーロ」はいすゞ117クーペのデザイン手がけたことで知られる。 

P1020612.jpg

※筆者所蔵のミニカーコレクションより


その中でも「ルイジ・コラーニ」というドイツの先鋭的なデザイナーの作品に惹かれた。

市販化されたクルマはなかったが、その驚くようなフォルムに圧倒された。

「自然界に直線はない」という、自然をモチーフにしたコンセプトが私の心を捉えた。

コラーニの人物像を説明すると一冊の本になってしまうほど深く広いので割愛する。

「コラーニライン」という公式ファンサイト(日本語)があるので是非ご覧下さい。

http://www.colani.jp/TheColaniLine/index/index.htm

食器〜クルマ〜ジェット機〜ロボットに至るまで、

遙か先を見つめた斬新且つ合理的なデザインは他のデザイナーを圧倒する彼独特の世界がある。

現在のカメラのフォルムが人間の手のひらを意識した「バイオフォルムデザイン」になったのは、

ルイジ・コラーニ氏の影響が強く働いたと言われている。

実際市販化された「キヤノンのT90」(1986発売)の元となったデザインコンセプトは

何と10年以上前に発表されていた。先生から借りた図版にデザインが載っていたのを記憶している

高校卒業したら美術大学に進もうと決意したのは、ルイジ・コラーニに出会ったからだ。

12071347_4b1c88ca4f3f8.jpgのサムネール画像

※私が愛用しているエアブラシもコラーニデザインである

グラフィック・ポスターの授業で描いていたカメラのデザインは、

二眼レフで有名だった「ローライ」が一眼レフを作ったらどんなカメラになるか?といった想定で取り組んだ。

カメラ屋で手に入れたカタログやカメラ雑誌の広告を参考に斬新なカメラを目指したが、

様々なカメラのデザインがミックスされた変わったカメラになってしまった。クラスでは評判は良かったが・・・

それより「日本の時計やカメラが世界一だ」という定説・常識が、

ポスター作成のために集めた資料を垣間見ることで完全に崩れてしまった。

「ライカ」「コンタックス」「ローライ」「ハッセルブラッド」など、

デザインも性能も極めて高い製品であり、日本のどの製品よりグレード感が満ち溢れていた。

実際欲しいとは思わなかったが、未知の世界を知ってしまった「興奮」と「怖さ」が同時に生まれた。

「プロフェッショナル」という言葉もこのころから知覚した。

そんな次元の異なる製品への関心がここから高まることとなる。「いつかはドイツ製品」を・・・

不定期に続く・・・

Kazuo Habuka

夏場所は「神田祭」と「三社祭」にまたがって15日間の火蓋が切って落とされる東京の風物詩だ。

大相撲は一年6場所になったが、古く江戸時代は1場所だった。時期的には4月〜5月頃に行われてきた。

つまり夏場所に優勝してこそ「賜杯」は特別な価値があるのだ。

今場所の話題は何と言っても新大関「把瑠都」だろう。

「把瑠都」が加わったことで、大関陣は良い刺激になるだろう。奮起を期待したい。

特に「琴欧洲」はヨーロッパ出身大関のパイオニアとして意地を見せて欲しいところだ。

さて、初日と二日目の取組みが発表された。

初日らしく相撲協会も好取組を考えたものだ。

新大関「把瑠都」には前頭2枚目「栃ノ心」がパワーでぶつかる。

最近の「栃ノ心」の成長ぶりは目を見張るものがある。以前のもろさがなくなってきた。

しかし幕内上位となると前半は大関や横綱との対戦が続く。二日目には大関「日馬富士」戦だ。

「栃ノ心」は若いときのアル・パチーノに似ていてクールでダンディな容姿だ。応援しているぞ!

大関「琴欧洲」は初日に前頭筆頭の小兵の大業師「豊ノ島」、

二日目に関脇の曲者「安美錦」といった、分の悪い苦手力士が当てられた。

「琴欧洲」にとっては試練だが、勝てば一気に優勝戦線に向かって突っ走る可能性もある。

角界のイケメン力士「隠岐の海」は前頭10枚目に位置する。

「隠岐の海」にとって夏場所は、幕内の常連力士の仲間入りになるかならないか重要な場所となる。

先日行われた稽古総見では、大関「魁皇」にたっぷり「かわいがり」を受けたが、

これも明日の相撲界を背負って立って欲しい期待があってのことだ。頑張れ!

昨年の稽古総見は、元横綱「朝青龍」が「栃ノ心」をかわいがっていたっけな・・・懐かしい。

私の興味関心は、2010-04-27にお伝えしたように「幕下」の若い力士たちである。

初日の注目は、幕下6枚目「隆の山」(チェコ)対幕下5枚目「碧山」(ブルガリア)だろう。

角界のソップ力士「隆の山」も今場所5勝以上して、十両を狙えるチャンスを獲得して欲しい。

「碧山」の勢いはもの凄い。幕下連続優勝して一気に十両入りにもリアリティがある。

さてさて、最後になりましたが・・・

どうしても今場所活躍して欲しい力士は、関脇「稀勢の里」です。

日本人で次の大関になる器は「稀勢の里」しかいないと私は確信している。

そろそろ大化けしないと賞味期限が近づくぞ!

圧倒的に安定している横綱「白鵬」に土を付けるのは誰か?興味は尽きない。熱戦を期待する。

Kazuo Habuka

第七話 カメラバカ一代高校生活で夢中になったのは音楽と映画だった。」

写真はもっぱらキャンパス内のスナップ中心で、写真を撮るために何処かへ出かける暇はなかった。

「音楽」といっても「バンド活動」ではなく、「聴きまくる活動」とそれを支える「オーディオ」だった。

我々の世代はニューミュージックの全盛の時代で、

「はっぴーえんど」「荒井由実」「尾崎亜美」「シュガーベイブ」「センチメンタルシティロマンス」など

現在に至っても、このニューミュージックを超える日本の音楽ムーブメントは起きていない。神話である。

特に荒井由実のアルバム「ひこうき雲」は当時の女子高生のバイブルとなった。

「羽深くんは女の子の気持ちをわかっていない。」

「荒井由実のアルバムを聴いて勉強したら。」などと言われ、必死に聴いたものだった。

音楽やオーディオに関しては、現在「オーディオバカ一代」を構想中です。

SDIM0251.jpg

※往年の銘機:QUAD 22+QUAD II。1957年製造。つまり私と同世代、しかも現役です。

そちらでじっくりお伝えする予定です。お楽しみに!

僕にとって「映画」との出会いが人生を変えたかもしれない。そのくらい映画に心を奪われたのだ。

この時代映画史上に残る素晴らしい作品も多かった。

特にアメリカンニューシネマと(後になって呼ばれた)作品が好きだった。

イージーライダー、真夜中のカーボーイ、卒業、ある愛の詩など・・・(作品を語ると大変なので割愛します)

私は観るだけでは飽きたらず、文化祭で短編の映画を制作するまでに至った。

このときを境に、「スチル(写真)」ではなく「ムービー(映画)」の面白さを知ってしまう。

写真と違って、映画は撮るだけではなく、撮る前に「脚本」、撮った後に「編集」が必要だ。

学生の撮る映画は「8mmフィルム」を使ったホームムービーだったが、

この8mmフィルムは実際に映画で使われる16mmを半分にした「本格派」である。

富士フイルム社製のもあったが、コダック社製のエクタクローム・フィルムは水彩画のように透明感があった。

オリンパスOM-1がしばらく休眠することになったのである。

私の愛用カメラは8mmになった。

不定期に続く・・・

Kazuo Habuka

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