2009年11月アーカイブ

「白鵬」の強さがあらためて証明され、「朝青龍」の衰えがはっきりした場所だった。

「二人の横綱が突出した」という表現は今後引用できない気がした。

「白鵬」が「次元の異なる横綱」になったという実感がしたからだ。

「心・技・体」全ての面で完成度が高くなった。「負けない相撲」の完成が近いことが証明された。

昔、北の湖を「憎らしいほど強い」と称した。

現在の白鵬は「憎らしいほど負けない」と言う表現になるか。

一年6場所制になって、90戦86勝4負という脅威の勝率を残した。9割り5分以上の勝率になる。

このような圧倒的な勝率でも6場所中3場所優勝になるのが相撲でもある。

朝青龍は90戦84勝6負の成績で年間6場所連続優勝を成し遂げた。

(実際には7場所連続優勝まで伸ばした)

他の力士が必死になって「白鵬」を追いかけないと、

「白鵬とそれ以外」というつまらない構図になってしまうからだ。

「白鵬」が力をつける前、「朝青龍」が一人横綱で角界を引っ張った。

その時「朝青龍とそれ以外」の構図が続いた。

これが不人気の原因とされたから心配である。

「朝青龍」の持病や怪我を早く治して頑張って欲しいという期待は、あまりにも可哀相で過酷である。

それより「記録」のために相撲を取り続ける「魁皇」を応援する異様なムードは受け入れがたい。

「千代大海」はついに大関陥落となったが、何でラップのCDを発売したのだろう。

「魁皇」も「千代大海」も言わば一時代を築いた名大関である。

「魁皇」は圧倒的な安定感と豪快な下手投げや小手投げを得意とした。

「千代大海」は突っ張りと押し相撲だけで大関にのし上がった。

相撲ファンである以上厳しい注文を付けるのはしかたない。

潔い引退を決断し、個性的な力士を自ら親方となり世に送り込んで欲しい。

2010年の正月場所は、ある意味で将来の相撲界を描いていく試金石になりそうだ。

大関以下では、急成長の「栃ノ心」、後一歩で殻を破れる「琴奨菊」、大器晩成の「把瑠都」に期待する。

大関「日馬富士」と「琴欧洲」は、もう一度原点から相撲を取り直して欲しい。

二人にとって嘗ての「境遇」や「収入」を考えれば、

想像すらできなかった「夢」を日本で手に入れたと思ってるに違いない。

「横綱」は二場所連続で優勝しなくては手に入らない。これがファンの「夢」だぞ!頑張れ!!

Kazuo Habuka

「日馬富士」には意地があった。大関になっても、「奇襲」するキモチを忘れてはいけない。

やっと本来の「日馬富士」らしさが出た。

後半になって「鋭く相手に突き刺さる立ち会い」が復活したからこそ、

朝青龍の「ココロの隙」を突くことが出来た。

インタビューで日馬富士は、良い相撲ではなかったとか横綱を気遣うコメントがあったが、

そんなことを謙虚に考える必要など全くない。次勝てるかだ。

朝青龍は「油断」や「予想外」だったのではなく、

鋭さが戻った日馬富士の「突き刺さる立ち会い」さえ凌げればと言った、

受け身の姿勢が痛い一敗につながったと思う。

朝青龍は後がなくなった。持ち前の「集中力」で、この三日間をどう修正して臨むか期待したい。

白鵬は自分がリードしているとは思っていないだろう。思った瞬間「連敗」という流れを生むから。

相変わらず「苦手負け」をした琴欧洲だが、両横綱への闘志は捨てていないだろう。こちらも期待したい。

今年最後の千秋楽を最高潮に盛り上げて、来年が楽しみになるシナリオを力士全員でつくって欲しい。

Kazuo Habuka

大相撲は後半戦に突入。全勝は両横綱だけとなりました。予想したとは言え、別格の強さ抜群の安定感です。

九州場所には珍しく連日の満員御礼となりました。

やはり、地元大関「魁皇」の幕内勝ち星の記録が塗り替えられているからかな?

昨日「魁皇」は勝って「幕内通算804勝」となり、歴代2位の名横綱「北の湖」に並びました。

歴代1位はウルフこと名横綱「千代の富士」の807勝です。「魁皇」があと3勝すれば並ぶわけです。

長くやっていれば良いことも後からついてくるわけです。どうせなら新記録作っちゃえ!

両横綱を1敗で追うのは、大関「琴欧洲」と平幕「嘉風」の二人です。

2敗は「栃ノ心」「高見盛」「豊ノ島」「雅山」の三人が続きますが、優勝圏内はせいぜいここまで。

私の前半戦の一番は初顔合わせ同期対決、大関「琴光喜 」対 「武州山」戦でした。

大関「琴光喜」は、1976年4月11日生まれ。名門:日本大学相撲部出身。

初土俵以後負け越し知らずで、2000年5月場所にたった8場所目で入幕します。

「武州山」も同じ1976年5月21日生まれ。大東文化大学相撲部出身。

出世街道をひた走る「琴光喜」に遅れること8年後の2008年、歴代2位の年長新入幕を果たしました。

同じ1976年生まれには、人気力士ロボコップこと「高見盛」がいる(日本大学相撲部出身)。

3人共に33歳です。サラリーマンでいうと後3〜4年で定年みたいな感じかな?

髪の毛も薄くなった「武州山」。身体全体に哀愁すら漂う雰囲気です。しかし、この日の「武州山」は違っていた。

この一番に賭ける執念みたいな熱気が伝わってきた。

必死の形相でぶつかり、この対戦を楽しむかのように粘った。

勝負は物言いがつく際どい判定になった。

しかし、相撲の神様が「武州山」の土俵から出た「かかと」を紙一重で支えてくれました。

勝ち名乗りを受け、堂々と花道を去る顔は何処か涙ぐんでいるように見えた。

相撲やっていて良かったね武州山!

相撲にはたった一番の取り組みの中に、その人の人生が垣間見れる瞬間があるから不思議だ。

だからこそ面白いし、だからこそ厳しい側面もある。一気に武州山好きになりました。頑張れ!

注目の「把瑠都」は九日目で4負ともう後がない。大関取りには相撲内容も大切だ。是非頑張って欲しい。

後半戦の展望だが、大関「琴欧洲」と「日馬富士」が握っている。

この二人しかあの二人の横綱に勝てる力士はいない。

「琴欧洲」は安美錦に「苦手負け」を喫したが、相撲内容は良い。

「日馬富士」は汚名を挽回するためにも、奮起を促したい。

横綱「白鵬」が唯一「苦手意識」を抱いているのが「日馬富士」だからだ。

さてさて博多の街で美酒に酔うのは誰かな?

Kazuo Habuka

社団法人日本野球機構と財団法人全日本大学野球連盟が握手した。

この大会はプロ野球セ・パ誕生60周年を記念して、
26歳以下のプロ選抜チームと大学日本代表による一日のみの交流戦です。
プロ選抜には、オーバーエージの選手も数人含まれます。
大学日本代表には、かの早稲田大学キャプテン「斎藤佑樹」投手も出場します。
残念ながらプロ選抜チームには、甲子園で斎藤佑樹と投げ合った「田中将大」投手は出てません。
「ダルビッシュ有」投手も故障のため出ません。やや食傷気味かな?
でも、今年ゴールデングラブを初受賞した「坂本勇人」内野手、新人王獲得した「松本哲也」外野手、
イケメン?の「唐川侑己」や「由規」投手も選ばれています。
東海大学「伊志嶺翔大」外野手や関西学院大学「萩原圭悟」内野手は私のお気に入りの選手。ご注目!
一番の関心は、真っ黒に日焼けして目つきが鋭くなった「中田翔」が斎藤からホームランを打つか?
いろいろ興味が尽きません。
将来夢のある選手たちが、プロアマ超えて戦うのは面白いじゃないですか!来年もやろうよ!
WBCは4年後になりましたが、この中から多くの選手が選ばれて3連覇を果たして欲しい。

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↑2009WBC:アジア・ラウンド「侍Japanの熱い応援旗」

2009年11月22日(日)午後2時からプレーボールです。場所は東京ドーム。
以外と当日券入るんじゃないかな?

Kazuo Habuka

今九州場所は「変」である。はっきり言って楽しめない。

それを象徴する一番が、「日馬富士」対「鶴竜」戦だった。

普通なら、これからを担う若手モンゴル力士対決だった。

しかし、立ち会いから様子を伺う「気の抜けたサイダー」のような緩慢な当たり。

こんな相撲は稽古場でやってくれ!きっと稽古場でも親方に怒鳴られるけど。

勝負が決まった後で、日馬富士は「眼(がん)」を飛ばしながら肩で小突いていた。

眼を飛ばすほど緊張感のある相撲ではなかった。不甲斐ないと本人も苛立っているのだろう。

「把瑠都」対「稀勢の里」も好取組だったが、こちらも良い相撲ではなかった。

稀勢の里は、小結が限界なのかなと思ってしまう「迫力不足」。

把瑠都もこの程度の相撲では、あの二人の横綱は倒せないぞ!

速いスピードで勝負する格好の相手だった。

グルジア出身力士「栃ノ心」の相撲が最近上手くなった気がする。未だ先は遠いけど・・・

横綱審議会は、大関横綱審議会に名称を変えて、徹底的に大関たる資質・実力を問え!

こんな綱渡り大関「魁皇」に、千代の富士の記録を塗り替えられたら、末代の恥になる。

とは言え、やっぱり横綱を追いかけられる「適任者」は出てこないのかな?

Kazuo Habuka

相撲は関脇が強いと場所が盛り上がると言われる。

その理由は簡単だ。関脇は、大関や横綱ら全員と当たるからだ。

彼らにひとつでも勝つことが、勝ち越しさらには賜杯の行くへを左右する。

私の考える番付の認識は次の通りだ。

「横綱とは」負けることがない存在。相撲道を極めた達人である。

「大関とは」横綱になれる資質・実力を持ち、得意な形になれば横綱をも負かす。

「関脇とは」大関や横綱に1番でも多く勝たなければ、勝ち越しすら難しいポジションだ。

     つまり、二場所以上関脇の座を堅守していけば、大関への期待が高まるのだ。

であるはずが、今九州場所三日目の結果を見てがっかりしてしまうのだ。

全勝している幕内力士は、

平幕で「嘉風」と「高見盛 」の二人。大関は「琴欧洲」のみ。両横綱は当たり前の三連勝だ。

しかし、横綱「白鵬」の取り組みには、いつもの「冴え」や「安定感」がないのが気がかりだ。

何か「迷い」を感じざるを得ない。

対して「朝青龍」はマイペース。「新しい朝青龍」の雰囲気すら感じる余裕が漂う。

大関「日馬富士」に至っては、地に足が付いていない。この時点の2敗は優勝争いから脱落と言える。

期待していた「把瑠都」も既に2敗と勝ち越しすら厳しくなった。大関の呼び声はどこへ行ったのか?

九州場所は「初日」だろうが「千秋楽」であろうが、「満員御礼」がめったに出ない場所だ。

だからといって相撲人気がない訳ではない。逆に相撲を理解している地域と言っても過言ではない。

こんな相撲では、九州のお客の入りはどんどん悪くなるはずだ。

東京から九州場所を見守っているファンからすれば、あのがら空きの館内は寂しく映る。

もっと闘志を前面に出して、場所そして相撲を盛り上げて欲しい。

Kazuo Habuka

今年最後の賜杯を手にするのは・・・「大相撲九州場所の展望」 

これで今年のスポーツが終わった訳ではありません。

男子プロゴルフでは18才「石川遼」と23才「池田勇太」二人のどちらかが最年少賞金王になりそうです。

現在池田勇太が僅かにリードしているが、全く余談を許さない展開です。

女子プロゴルフでは、

1)「諸見里しのぶ」(現在国内実力ナンバーワン)

2)「横峯さくら」(ヤンキー系超飛ばし屋)

3)「全美貞」(涙が似合う韓国美人プレーヤ)

4)「有村智恵」(横顔可愛い公式戦アルバトロス達成者)の4人が一億円を突破しています。

女子は近年に稀に見るハイレベルな賞金女王争いを展開しているのです。注目!

因みに、男子で一億円を突破しているのは石川と池田の2人だけです。

全米女子では「宮里藍」の逆転賞金女王なるか?(こちらはかなり難しいと言うより無理かな?)

ゴルフはすっかりお茶の間のビッグコンテンツになりましたね。

やはり「イケメン」と「美形」の効果かな?

確かにゴルフも良いけど、何か忘れていませんか?いや絶対に世間では忘れてしまっている!

そうです、大相撲です。

いよいよ今年最後の「大相撲九州場所」が11月15日(日)福岡国際センターで始まります。

今年の優勝者は

1月場所:朝青龍(14勝1負)※白鵬と優勝決定戦で勝つ

3月場所:白鵬(全勝)

5月場所:日馬富士(14勝1負)※白鵬と優勝決定戦で勝つ

7月場所:白鵬(14勝1負)

9月場所:朝青龍(14勝1負)※白鵬と優勝決定戦で勝つ

・・・となっていて、白鵬は決定戦に「超弱い」ことが分かる。

このように、朝青龍2回優勝、白鵬2回優勝と並んでいるのです。

しかし、注目すべきは白鵬は今年4負しかしていないこと。

準優勝という表記があれば、今年白鵬は優勝2回準優勝3回ということになる。素晴らしい!

朝青龍が持つ、年間84勝6敗の記録を更新する可能性が高くなった。

つまり、今九州場所を制した横綱こそが、今年の「真のチャンピオン」になるのです。

但し、横綱以外にも伏兵がいますよ。

関脇:把瑠都

特に把瑠都は先場所、帰り関脇で12勝3負と善戦している。

5大関を圧倒し土を付けている。(大関弱すぎ!)

今場所も12勝以上ならば文句なく、来年の正月場所は大関昇進のチャンスとなる。

但し、どちらかの横綱にひとつでも勝たないと大関ムードは盛り上がらない。

今まで一度も両横綱に勝っていない(勝てそうな雰囲気がない)。

把瑠都に足りないモノは、ズバリ「勝負感」だ。

良い体勢になっても勝負するスピードが無い。手こずる感じが見える。

二人の横綱は「パワー」「スピード」「巧さ」を兼ね備えている。

さらに「相撲感」と呼ばれる「取り組みの文脈を読み切る」対応だ。

優勢であっても劣勢であっても「相撲感」が相手を上回れば勝てる。

把瑠都が相手の予想を上回ぐらい早い攻めの相撲が出来れば、

二人の横綱に勝つチャンスは十分あると見ている。さてどうなるか?

大関:琴欧洲、日馬富士も優勝目指して闘志を燃やしているはずだ。

九州場所は、ご当地力士への応援が凄いので有名だ。

特に九州がホームグラウンドとなる大関「魁皇」は、

千代の富士の幕内通算1045勝には届かないにしても、965勝は歴代2位だ。

幕内在位98場所はトップの記録である。きっと「魁皇コール」が鳴り響くだろう。

初日の取り組みが発表された。私から見た好取り組みをご紹介する。

把瑠都 対 栃煌山 大関を意識しすぎると栃煌山にしてやられる。

琴欧洲 対 鶴竜  先場所連勝の琴欧洲を「とったり」で上手くさばいた。

白鵬 対 稀勢の里 初日の恒例行事となった横綱戦。最近稀勢の里は勝てていない。

朝青龍 対 豪栄道 朝青龍は試運転みたいな消極的な相撲だと危ない。

以上4番が面白いかな?

さて、いろいろ興味は尽きないが熱戦を期待する。

中日の頃に優勝の展望をお送りします。

Kazuo Habuka

遅くまで雨が降っていたせいか、昨年と比べると参拝客の出入りは少ない感じでした。

今まで祀っていた熊手をクルマに載せ、ご開帳の午前零時過ぎに到着しました。
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「鷲神社」の入り口でお祓いを受け境内に入る!何故かドキドキするね。
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お目当てだった「芸者さん」の姿が見れなかったのは残念。
方々で商売繁盛を祈願する恒例の「三三七拍子」が響く・・・

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いつもの「鷲在山長國寺」に向かう。
「長國寺公式の大熊手」を扱う座に巫女さんが立っている。2000円のを買いました。(お約束です)

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熊手屋「大黒」さんでは、ご報告のように昨年と同じサイズの熊手をお願いしました。
毎年行っているので、弊社の表札が準備されています。昨年の大きさも控えてありました。
今日は、お店の「看板娘」(社長の美人長女)はいなかった。またもや残念・・・

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今年の熊手は「宝船」をあしらった意匠にしました。直ぐに気に入りました。
来年は景気も「好転」していくと信じ、「期待の風に帆を上げて出発進行!」ってな感じです。
11月に「良いお年をっ!!」と言われるのが「酉の市」であります。

Kazuo Habuka

私にとって、11月12日の浅草「鷲神社」と「酉の寺」で行われる「酉の市」が一年の区切りです。

どっちが正しいのか?という論議もありますが。「神社」と「寺」の違いです。
人気は天日鷲命と日本武尊を祀ってある「鷲神社」ですが、
私は「鷲在山長國寺」(酉の寺)に行っている。こちらの方が空いているしね。

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↑浅草酉の市発祥の寺とされる「鷲在山長國寺」HPはhttp://otorisama.jp/

毎年必ず「初酉」(一の酉とも言う)に足を運んで、開運招福を祈願します。
その時、縁起物の「熊手」を新しく手に入れるのですが、
昨年より少しサイズが大きいモノを選ぶのが習慣とされています。


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↑昨年、熊手屋「大黒」さんで入手した熊手のサイズは全長60センチ近くある。迫力満点!!
御利益は大きさに比例しませんのであしからず・・・

会社に祀ってある熊手は、置く場所にも困るほど大きくなったので、
今年は「謙虚」に昨年と同じサイズにしようと思っています。
「酉の市」の模様は後日・・・

Kazuo Habuka

毎年12月12日に、清水寺の森清範貫主より今年の漢字が書かれ発表される。

2000年:「金」、2001年:「戦」、2002年:「帰」、2003年:「虎」

2004年:「災」、2005年:「愛」、2006年:「命」、2007年:「偽」であった。

去年の2008年は「変」だった。

オバマ次期米大統領の「チェンジ」に代表される「変革」を象徴した年。

私が思うに、多分今年の漢字は「転」だと思う。

自民党と民主党の保守「逆転」。

著名タレントの相次ぐ「転落」。

沖縄普天間基地や大阪府庁舎の「移転」問題など、

「転」が象徴的だった感じがする。

因みに、クルマの「横転」事故も今年は多かったらしい。

ワールド・シリーズでMVPを獲得した松井選手は残留か?または「栄転」となるか?

残念ながら日本の経済は「好転」と呼ぶにはほど遠い。

「転ばぬ先の杖」という諺がある。

残り少ないが、今年中にしっかり準備することで、2010年を前向きに迎えられるようにしたいものだ。

浅田真央選手もしっかり練習して、オリンピック本番で「3回転半ジャンプ」を決めて欲しい。

みなさまにとって、今年の漢字は何かな?

Kazuo Habuka

「明日のニューヨークの天候は快晴。ところによっては紙吹雪のち涙。」

素晴らしいワールド・シリーズだった。そのドラマの主人公は松井秀喜だった。

「明日のニューヨークの天候は・・・」は、
1969年最下位が続いたニューヨーク・メッツが奇跡のワールド・シリーズ優勝を果たした時、
地元のアナウンサーが粋な表現でその偉業を表現したことで有名なフレーズ。(のち涙は創作)
実に洒落ている。カッコイイ!(この優勝を指してミラクル・メッツと呼んだ)

私にとって松井秀喜選手の想い出は1992年夏の甲子園に遡る。
ご存じ明徳義塾戦での五打席連続敬遠。
敬遠した投手、指示した監督、敬遠を受けた松井本人、敗れたチーム、応援した観客・・・誰一人として瑕疵はない。
ただ私にとってあまりにも重い現実を突きつけられた苦い想い出となった。
スポーツの難しさ厳しさを改めて知らされた。
当時マスコミ含めこの敬遠が社会問題にまで拡がったのを記憶している。
しかし、松井本人は表情一つ変えず淡々と一塁ベースに向かって行ったのだ。悔しさも現さず・・・
インタビューで松井はこう答えた。
「敬遠はルール違反ではない。野球の戦術の一つだから、コメントする必要はない。」

その後巨人に入団し日本を代表する強打者に成長していく。
彼の向上心は海を越え憧れの「ニューヨーク・ヤンキース」に入団することとなる。
あまりにも出来すぎた人生に見えた。しかし、彼を待ち受けていた現実は厳しかった。
夢はワールド・シリーズで優勝することだったが、行く手を阻む様々な災難が彼を襲った。
2006年5月11日、左手首を骨折し連続出場1768試合も途絶えた。
中継を見ていて震えが走った。再起不能になるのでは・・・と。
多くの関係者の心配をよそに、術後も順調でホットした。8月中旬には復帰する可能性が出てきた。
そこで私は松井を直接応援しようと思い、8月16日にニューヨークに向かった。
現地での情報では、ヤンキース・スタジアムで練習を開始する可能性が高いということだったが、
とうとう松井はグラウンドに現れなかった。
※後の情報では8月17日にはベンチ入りメンバーとして名前はあったそうです。あー残念!!

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↑その時の2階席から見た、ベーブ・ルースやルー・ゲーリックが活躍した伝統のヤンキース・スタジアム。
新しいスタジアムが完成し幕を閉じた。


その晩、「Birdland」(チャーリー・パーカー縁の店)でニューヨーク在住の秋吉敏子さんのライブを楽しんだ。
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↑秋吉敏子さんのアルバム「New York Sketch Book」には「Take Me Out To The Ball Game」が収録されている。
その曲の最後で、大リーグ中継のアナウンサーが「松井のホームラン」を実況しいるオシャレな演出が聴ける。是非!

9月12日ヤンキース・スタジアムで、超満員のスタンディングオベーションを受けバッターボックスに入り、
見事!四打席四安打を放ち健在ぶりをアピールした。
何故松井秀喜は節目節目で人々の期待を上回る活躍するのか不思議でならなかった。
その答えは、2003年12月12日に放送されたNHKスペシャルで垣間見れる。
「松井秀喜 ベースボールの神様に抱かれて〜作家・伊集院静が見つめた1年〜」
是非再放送またはオンデマンドで視聴させて頂きたい。お願いします!
この番組で「野球の神様」が本当にいるのが確信できる。

2009年、ヤンキースとの契約最終シーズンとなった松井は我々の期待と夢を裏切るどころか、
誰もが予想できないスポーツエンターテイメントの主役を見事に演じてくれた。

昨日の瞬間は、あの1992年夏の五打席連続敬遠から17年間、
私の中で燻っていた「心のしこり」が解かれた瞬間でもあった。
ワールド・シリーズ優勝とMVP受賞のインタビューで、
「ここまでいろいろな苦労があったと思うが・・・」という問いに、
「自分は野球が好きで大好きでやってきた。」
「良いプレーをしたい。チームに貢献したい。(だから)辛いと思ったことはなかった。」と答えた。
鳥肌が立つほど「凄い言葉」だった。
今年で52歳のオヤジが感動し涙し元気づけられた。
自分も好きで始めた仕事で、「辛い」とか「苦しい」とか思うのは、目指してきた仕事に「失礼」だと思った。
松井秀喜は自分の力で「答え」を手にした。そして、我々に「答え」を示してくれた。

「おめでとう」ではなく、「ありがとう」と言いたい。
また私にとって永遠に消えることがない記憶が新たに加わった。


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↑私の大切なHIDEKI MATSUIコレクション。全然似ていないけど・・・

「明日のニューヨークの天候は快晴。ところによっては紙吹雪のち豪雨。」
紙吹雪が舞うパレードの中で、野球少年:松井秀喜の笑顔を記憶したい。
Kazuo Habuka

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