大相撲 No.0021〜0025の最近のブログ記事

「こんな強く安定している横綱は近年にはいない」と思わせる春場所だった。白鵬時代は暫くは安泰だろう。

私にとって、朝青龍が去った後の相撲界を占う場所だったが、

予想通り「白鵬」と「把瑠都」の二人だけが目立った「つまらない場所」になった。

横綱「白鵬」を追いかける大関や若手の気迫が全く感じられなかった。

それ以上に「白鵬」と「把瑠都」がずば抜けて強かった。

まともに「白鵬」と勝負しても勝てないにも拘わらず、実に正直(まとも)な相撲が多かった気がする。

「横綱に失礼」という言葉があるが、立ち会いに変わったり、奇襲をかけたり、

もっと工夫した取り口を見たかった。

「蛇に睨まれたカエル」の如く、「白鵬」の前では馬鹿正直に「横綱に合わせた相撲」を展開していた。

挑戦者はテーマ(意図)を持って色々なことを試す、横綱はそれを迎え撃つ、

さらに工夫して挑戦し、迎え撃つの繰り返しでお互いが強くなるのが相撲だと思う。

20代前半の時プロレスに夢中になり、勢い余って「スタン・ハンセン」のファンクラブを友人と立ち上げた。

プロレスには筋書きがある興業であることは否定しない。しかし、八百長と言われるのは嫌だ。

あれだけ鍛え抜いたレスラーが本気で戦ったら、どちらかが二度とリングに上がれなくなる。

そんな試合を当時のプロレスファンは望まなかった。

プロレスは集まったお客をいかに燃えさせ喜ばせるか?が大切なのだ。プロレスは喧嘩ファイトではない。

ファンクラブの関係で、当時のリング関係者からいろいろ話しを聞いた。

その中でも興味深かったのは。プロレスの様々な筋書きの中でも、タイトルマッチだけは違うそうだ。

それは挑戦者の得意技を敢えて受けることがチャンピオンとしての役どころなのだ。

売り出し中の得意技をまともに喰らっては跳ね返す鬼の形相を見て

観客は立ち上がり「彼がやっぱりチャンピオンだ」と喝采を送るのだ。

全てに上回る横綱に対して、正直(まとも)にぶつかったら勝てないことがよく分かっただろう。

本当に強い横綱であれば、相手に好き勝手に相撲を取らせた後に勝負する「格の違い」を見せて欲しい。

横綱「輪島」は左下手投げが得意だったから、相手に上手を簡単に取らせていた。それでも相手を投げ飛ばしていた。

今場所は残念なことに「引き技」が目立った消極的な相撲が多かった。「引き技」は大嫌いだ。

「引き落とし」「はたき込み」など、決まり手は違っても、引き技を多用していた。

最近の力士の多くは、押し切れないと直ぐに「引く」悪い習慣(くせ)がある。

そんな稽古は部屋でやっていないと思う。親方が絶対に許さないはずだ。

引き技が目立ってきたら場所中であろうと厳重に注意し指導するべきだ。貴乃花親方!よろしく。

逆に「立ち会いの変化」は嫌いではない。

「立ち会いの変化」を否定したら、身体の大きい力士の押し相撲が絶対優位になるから。

立ち会いの変化も頭に入れての立ち会いこそ本当の勝負だと思う。

まだ番付発表まで時間があるが

幕下は「星風」6勝1敗、「上林」4勝3敗(幕下筆頭)、「松谷」4勝3敗(幕下2枚目)までが十両入り圏内。

「寳智山」4勝3敗(幕下3枚目)、「魁聖」5勝2敗(幕下5枚目)は厳しいかな?

期待の新十両「佐田の富士」6勝9敗(十両十一枚目)

「大道」9勝6敗、「益荒海」7勝8敗(共に十両十四枚目)となった。

「大道」の9勝は新十両としては、とても立派な成績だ。

「佐田の富士」と「益荒海」は15日間戦えるスタミナをつけて戻ってきて欲しい。明らかにバテていた。

十両は11勝4敗同士の巴戦になった。11勝で優勝は「敷居」が低すぎる。

幕内は淋しい結果だった。大関はダッチロールの全員勝ち越し(当たり前)。

関脇と小結は、「豊ノ島」を除いて3力士が勝ち越した。当然この中には14勝1敗の「把瑠都」もいる。

問題なのは前頭上位で勝ち越したのは

「琴奨菊」(三枚目)と「豊真将」(五枚目)の二人だけと言った不甲斐なさだ。

これからの相撲界をしょって立つような力士が乏しい現れだ。次の大関候補は全く読めない事態だ。

5月(夏)場所は、国技館に帰ってくる。

気合い入れて観戦に行く予定だ。この間十分稽古し精進して気迫ある相撲を見せて欲しい。

明日31日、尾上部屋に大関昇進の使者がやってくる。新大関「把瑠都」誕生だ。おめでとう!

Kazuo Habuka

呆れるほど横綱「白鵬」は強い。全く「隙」がない。先場所三敗したとは思えない充実ぶりだ。

もう関脇「把瑠都」は「大関当確」だろう。なんと先輩大関の弱いこと。情けない。

明日の大関「琴欧洲」対横綱「白鵬」戦、千秋楽の大関「日馬富士」対横綱「白鵬」戦に期待する。

勝ち負けに関係なく、良い相撲を見せて欲しい。淡泊な相撲ではファンが離れるぞ!

優勝は「白鵬」と「把瑠都」以外もういない。

どちらかの大関が横綱に土を付けて、「千秋楽優勝決定戦」を観たいものだ。

新十両の「佐田の富士」は5勝8敗と残念ながら負け越した。

あと二番勝って7勝8敗ならば十両に残る可能性もある。

「大道」は8勝5敗と既に勝ち越しを決めた。ご立派!

残る「益荒海」は7勝6敗と、勝ち越しまであと1勝だ。頑張れ!

幕下は「琴欧洲」と同じブルガリア出身の「碧山」が全勝優勝した。今後期待しよう。

「魁聖」は残り一番勝っても、念願の十両入りは天命を待つしかない?5勝2敗は微妙なところだね。

さて土日で全てが決まる。

Kazuo Habuka

今日の大関「琴欧洲」戦を観て、関脇「把瑠都」は身体一つ抜け出した感じがする。

がっぷり四つの体勢で、「琴欧洲」は何も出来なかった。圧力が全く違った。

どっちが大関か分からないくらい「格」が違っていた。

2メートル3センチの「琴欧洲」が小さく非力に見えるくらい、「把瑠都」の相撲は大きかった。

横綱「白鵬」は土俵下で見て、「危機感」が増しただろう。この相手と戦わなくては優勝は無いからだ。

今場所の「把瑠都」はいくつか危ない相撲もあったが、足腰が安定していた。足の運びもしっかりしている。

土俵を掴む感じの「すり足」も身についてきた。もう「大関」どころの騒ぎではない。

「大関」から一気に「横綱」に昇る可能性も出てきた。「エストニアの怪物」がとうとう覚醒した。

嘗て「朝青龍」は、大関3場所で「横綱」を勝ち取った。「把瑠都」にはその雰囲気が漂っている。

「スケール感」「パワー」そしてみなぎる「オーラ」が大阪場所で開花した。

さあ!明日の横綱「白鵬」対関脇「把瑠都」の一戦は、後世に語り告がれるくらい「歴史的な一番」になる。

朝青龍が抜けた穴を埋めるどころか、大相撲の新旧交代がこの一年で加速しそうな予感がする。

ところで、「把瑠都旋風」で他の相撲が地味に見えてしまったが、

新十両の「益荒海」は7勝2敗で頑張っているぞ!勝ち越しが見えてきた。

幕下注目の「魁聖」「隆の山」も4勝1敗と善戦しているぞ!あと2番頑張って欲しい!

Kazuo Habuka

大阪場所はあまり盛り上がっていない。相撲が単調だ。悪く言えば「品」が良すぎる。

朝青龍の事実上の「引退勧告」が力士たちに見えないプレッシャーとなっているようだ。

伸び伸び相撲を取っているようには見えない。相撲がなんとなく硬い感じがするのだ。

昨日、審判長から「琴欧洲」と「琴光喜」の両大関に対して「仕切りが遅い」との注文が出た。

「仕切りが遅い」指摘はあまり聞かない。「立ち会い」は勝敗の大半を占める重要なファクターである。

相手との呼吸が合わなければ、仕切り直す場合もある。自分のペースを守る必要もある。

実際に行司が「待ったなし」と声をかけても、立ち合えない場合も多い。

審判長の発言では「大関は手本にならなくてはいけないのに、あの立ち合いは遅すぎる」とのこと。

幕内勝ち星の記録更新中の大関「魁皇」は、相手のタイミングを外す立ち合いで有名。

立つのか?立たないのか?微妙な呼吸で立ち合う技術を長い相撲人生で培ってきた。テクニシャンだ。

私が言いたいのは、その注文は場所前に指摘することなのではないかと思う。

「琴欧洲」と「琴光喜」は確かに仕切りはゆっくりしている。

しかし、それは「癖」や「習慣」に近いもので、簡単に修正できないはずだ。

それも、本場所中に改めるのは力士にとって酷なことだ。

「仕切りが遅い」との指摘なら、人気力士「高見盛」のパフォーマンスはどうなんだろう。

相手から見れば「早く仕切れ!この野郎!」と思っているに違いない。

細かい指摘を場所中にやるくらいなら、巡業や稽古を通じてしっかり親方や力士に指導すればよい。

朝青龍の「引退勧告」以降、相撲協会自体の「粛正」ムードが相撲全体をつまらなくしなければよいが・・・

さて今日六日目は、波乱があるかも知れない。

先場所、関脇「把瑠都」は小兵力士「豊ノ島」に痛い一敗を喰らった。この一敗が「大関」に待ったをかけた。

六日目までいくつか危ない相撲もあったが、どうにか全勝で来ている。

現在全勝は、平幕では「時天空」と「琴奨菊」、

関脇「把瑠都」、大関「日馬富士」そして横綱「白鵬」の5力士だけだ。

「把瑠都」にとっては、今日の「豊ノ島」戦が前半の大一番となる。

勝てば「大関」がぐっと近づく。優勝も夢じゃなくなる。

場所前にお伝えした、新十両の「益荒海」「大道」「佐田の富士」は共に3勝2敗と健闘?しているが、

幕下時代とは違い、まだ10番取り組みが残っている。幕下ならあと1勝で勝ち越しだけどね。

スタミナが心配だ。もりもり食べて頑張って欲しい。三人一緒に勝ち越して欲しいな。君たちは「宝」だから。

幕下は予想通り「魁聖」が3戦全勝で突っ走っている。十両入り目指して頑張れ!

ソップ力士「隆の山」も3戦全勝で健闘しているぞ!少し太ったかな?

「琴欧洲」は苦手な「豪栄道」が今日から左ひざ負傷休場で「不戦勝」になった。この1勝は意外と大きいね。

千秋楽に浪花の春を独り占め出来るのは誰か?いよいよ面白くなってきた。

大阪場所の優勝インタビューで「大阪、好きやねん!」とか「まいどおおきに!」と叫んだ朝青龍の姿が懐かしい。

Kazuo Habuka

私が大好きな力士の一人だった元幕内「北桜英敏」(38)が引退を発表した。

決して格好いい風貌ではなかったが、優しく愛嬌ある人柄が人々を魅了した。

相撲協会にとって「北桜」の存在はとても大きかった。

土俵上では、豪快な塩まきや制限時間前の大きな深呼吸などのパフォーマンスが忘れられない。

幕内〜十両〜幕下へと陥落したときでも、

取り組み後、微笑みを忘れず律儀にお客のサインや記念写真に応えていた人なつっこさが目に浮かぶ。

相撲甚句も先頭を切って参加し、巡業では地元の赤ん坊を抱きかかえて土俵入りする姿も見られた。

190センチの大柄な身体には想像できない「ビーズ編み」を趣味にしている。

NHKの「おしゃれ工房」に出演したこともあったけ・・・

会見で「塩まきは自分に気合を入れるためにやったが、皆さんに喜んでいただいた。

大阪場所に向けてけいこもしていたが、体力、気力ともに無理かなと思い、

土俵を下りる決意をしました。完全燃焼できたと思う」と、23年間の土俵人生を可愛らしい笑顔で振り返った。

是非、大阪場所では相撲解説に出演して下さいね。NHK宜しく!

優勝回数や三賞だけが相撲ではない。人々に「あたたかい何か」を与えるのが相撲だ。

また一人貴重な個性力士が土俵を去る。

「寒空に 寂しく北の 桜散る」 加寿男

Kazuo Habuka

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